住み慣れた町なのに住みにくい町。。
先日は久しぶりに父と2人でランチをしました。父は回転寿司が好きだったので早速父が良く行っていた近くのお店に行くことにしました
父「俺ね、ずっと回り寿司(回転寿司)来てなかったんだよ」苦笑いしながらの父に理由を聞くと、「あの注文のやり方がわからなくてね。聞くのも忙しいのに悪いし、なんだか恥ずかしくてね。。」そこのお店は今はタッチパネルでの注文になり、80過ぎた高齢の父には、かなり難しいものだったようです。
お店に着いて、私がやり方を教えてあげようと、まずは入店しての人数などのタッチパネル操作では、慌てた父は13人以上の来店を押してしまい、店員さんが数人いらっしゃってしまい、「すみません、間違えました(^_^;)」と、人数を訂正し、その時点で父は「困ったなぁ(笑)」と苦笑い。席につくと、ジーッとタッチパネルを眺め、動きが止まりました(^_^;)
「どうやるの?中トロ」今度は席についてからの注文操作を教えながら、メニュー画面開いて、中トロ押して、次の画面で数を入れて、間違えなければ確定ボタンだよーと、次は、あなご、次はイカ、やればやる程、父もパニックでした(^_^;)
結局その日は私が注文し、父は久しぶりの回り寿司を喜んで食べてました。帰り道ボソッと「回ってないのに回転寿司だったな(笑)」。。(^_^;)
便利な世の中は本当に助かりますが、それに伴って対応するのもついていくのも大変になり高齢者には住みにくい町になってしまうなぁと感じました。
人手不足だったり、人件費削減だったり、色々な問題があって、便利にすることでカバーされてることもあるんですが、でもこれから高齢化社会になり、元気に長生き!を目指すなら、高齢者にとっても生活しやすい環境作りも必要なことだと思います。
父は母を26年前に亡くしてから、ずっと1人で頑張って来ましたが、父の楽しみの1つは外食でもありました(﹡ˆ﹀ˆ﹡)1人でブラっと大好きなお寿司や焼肉を食べによく以前は行ってましたが、ここしばらくは家に居ることも多くなり、外食することも聞くことがありませんでした。その理由が今回よくわかりました。行きつけの焼き肉屋さんもタッチパネルになってしまったと。。(^_^;)父の楽しみが減り、家に居ることも多くなると、なんとなく元気もなくなって来ました。。
理想ですが飲食店も、これから高齢者が以前のように気軽に食事が楽しめる場所として、シニアシートを作って、そこには「シニア親切係」のような店員さんが居て、タッチパネルに対応できない高齢者のお客様に教えてあげたり、そんな提供が出来たら、もっと高齢者の楽しみも増えて外出することで心身ともに元気に過ごせるのかなと思いました。
高齢者にとって住み慣れた町が、いつもと変わらない生活ができる町、そんな町作りをみんなで出来ればいいなぁ(﹡ˆ﹀ˆ﹡)
今日の会津はとても寒い1日でした。あられ雨みたいな暑さ寒さも彼岸までと言いますが、皆さんも体調にはくれぐれも気を付けてお過ごしください。